アパート売却に成功した投資の事例と売却益

最終更新日 2021年3月8日

監修・著者 高野 春樹

 

私が持っていたアパートはかなり長年運用してきたのですが、若者向けの安いアパートで築年数も伸びていき、入居者が減って、掛けられるお金もあまり多くないということでいつか手を引かないといけないなと思っていました。一番のきっかけは入居者が3割を切ったタイミングで、年間の固定資産税の支払い、家賃収入がとんとんになるくらいになってしまった時に手放すことを決めました。

 

土地はそこそこ広いので、不動産売却価格はそこまで下がりませんでしたが、早めに売却できてよかったです。既にいろいろ手をかけていた私がこれから入居率を上げるために広告を出したり、宣伝したりする情熱はなかったので、売り払ってしまって負担を減らし、別のところに投資できればいいなと考えていました。

 

 

固定資産税が節約できた

アパートを不動産売却できたおかげで、それまで支払っていた固定資産税の支払いからはひとまず開放されました。売却で売れた金額が土地だけで1200万円ほどで思っていたよりも少し安かったのですが、全く回収できないよりはマシかなという感じでした。家賃収入が多くあったとき、家賃が最初高く設定できたときなどに他の投資で回せていた金額のこともあったので、アパートとして、不動産としてはよく頑張ってくれたという感覚です。

 

一応の資金も回収でき、税金の負担が軽くなったので、目的はとりあえず達成できました。売却手続きは不動産売却の会社に任せたので、面倒なことや手間なことはほぼありませんでした。個人的には、もう少し早い段階で不動産売却に出してしまってもよたっかなという印象ですが、思い入れがあったのでそれはそれで必要な時間だったのだろうと思うようにしています。

 

別の投資に予算を使えた

アパートの不動産売却をして得たお金は別のところに投資するお金として生かせています。1200万円ほどが回収でき、家賃収入があった分を考えれば赤字ではありません。しっかりアパートを新築したときの資金も回収できていたので、そこまで悲しいことはありませんでした。しかし、まとまったお金を手にしている状態では銀行や信用金庫が投資の話を持ちかけてきたり、ドルでの運用の話をうるさく営業してくるので、それもまた投資する側の人間としては注意しないといけないなと感じています。

 

アパート売却は、個人的な経験で言えばタイミングが大切だと思いました。建物の価値が落ちる前に売却できていれば、少しずつわらしべ長者をして、マンションや商業施設の所有もできていたかもしれません。


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